血液や尿などの検体の採取の際に用いる検査資材は、使いやすくセットにして提供します。
メディフォードの資材セットは、試験の特徴に応じた最適の、
かつ医療施設の担当者の使いやすさにも配慮したデザインです。

Service details試験・サービスの詳細

資材作製

「資材作製」とは、血液や尿などの検体の採取の際に用いる検査資材をセットにしてまとめる業務です。 受託した臨床研究(治験・臨床試験)ごとに、その目的や対象疾患その他の試験内容に基づき、Visit(治験や研究の参加者から検体採取をおこなうポイント)や、それぞれの検査項目に最も適した資材の組合せを検討し、設計します。その設計にしたがい、検体採取用の資材セットは必要に応じて複数種類がまとめられ(「資材セット」と呼びます)、各試験実施医療機関へと、それぞれご希望のスケジュールに合わせて発送されます。

採血管や分注管などの使用期限は、資材の種類やメーカーによって異なります。使用期限はメディフォードにて管理しておりますので安心してお使いいただけます。また、各試験実施医療機関への資材セットの発送は委託者の要望に応じたタイミングで実施することが可能です。 資材作製の依頼の際は、試験の委託者のみならず各試験実施医療機関の担当者から、専用のWebサイトへアクセスのうえオーダーいただくことも可能です。

資材セット用ボックス

種類
サイズ
1号箱
1号箱
35cm×28cm×5.5cm
1.5号箱
1.5号箱
35cm×28cm×8cm
3号箱
3号箱
35cm×28cm×16cm
種類
サイズ
1号箱
6号箱
35cm×30cm×35cm
12号箱
12号箱
58cm×35cm×35cm

※サイズ:W幅×D奥行×H高さ

検査資材Webオーダーシステム

メディフォードでは2021年から 「検査資材Webオーダーシステム」 のサービスを開始しました。

「検査資材Webオーダーシステム」を利用いただきますと、血液や尿などの検体の採取用資材(組み合わせたものを「資材セット」と呼びます)の作製や発送をインターネットで依頼いただけます。また、資材作製の進捗状況や、採血管が複数種類ある場合、それぞれの使用期限などもWebを通じてご覧いただけます。さらに、希望に応じて重要な情報のメールによる通知などの便利な機能もお使いいただけます。

検査資材Webオーダーシステム

「検査資材Webオーダーシステム」では、治験実施医療機関の担当者からも直接オーダーいただけるとともに、作製状況をいつでも確認でき、使用期限の柔軟な管理等のさらなる付加価値を提供します。 「検査資材Webオーダーシステム」では、これまで以上に効率的な資材の期限管理によって、より新しい、使用期限まで長い期間を残した資材を、無駄なく効率的にお使いいただけます。

従来のように、検査資材の作製について、試験実施医療機関から委託者やCROの担当者を介してメールで依頼いただいていた際は、使用期限切れによる資材差し替えの必要になる直前のタイミングで依頼が届いた場合などは、やむを得ず使用期限の短い資材の納品となることがありました。

しかしながら、現在の新しい「検査資材Webオーダーシステム」では、委託者やCROだけでなく試験実施医療機関の担当者から直接に作製を依頼いただくことができ、使用する部材(セット化する前の採血管やスライドなどの検査資材)の管理方法の変更により、より長い使用期限の資材を納品することが可能になりました。 各資材の使用期限については、期限より十分早い段階で利用者にメールでお知らせしますので、必要に応じてWebオーダーシステムにて依頼ください。可能な限り期限の新しいものを提供します。

なお、その他の情報提供も充実しております。委託者ご自身に、資材の作製状況や使用期限をインターネットでいつでも確認いただけることに加え、希望により、作製の進捗状況に応じてメールでお知らせを配信するなどのサービスも利用いただけます。

この情報提供サービスにおいては、医療機関ごとに、閲覧の可否、閲覧の内容、メール通知の要否などを個別に設定することが可能です。 検査資材に関するメール通知は3種類あり、それぞれタイミングが異なります。資材作製の依頼または作製内容の変更をメディフォードにて受け付けた時点、検査資材セットを発送した時点、使用期限が近付いている時点、の各タイミングで配信されます。通知の対象を利用者ごとに絞り込むこともできます。

検査資材Webオーダーシステム

メディフォードの高品質な資材作製とキャパシティ

メディフォードには最大で月20,000VISITの作製能力があり、2022年度は200,000VISIT以上の作製実績があります。
2022年度は医療機関での使用に支障をきたすような作製インシデント発生率は0%であり、QC工程での作製インシデント検知率は0.003%と非常に高い品質を保っています。

検体回収

「検体回収(あるいは集材)」とは、試験実施医療機関で採取された血液や尿などの検体を集め、LSIメディエンスのラボまで搬送するサービスを言います。
メディフォードでは、日本全国において独自の検体回収ネットワークを構築しています。品質の要である搬送中の温度管理、その他取り扱い等特別の注意を要する試験の検体回収に長い歴史と実績を持つ当社専属のスタッフが、ノウハウを活かし丁寧かつ迅速に対応します。 検体回収はおおむね以下のようなフローで実施されます。

検体の回収依頼を受ける
主に各試験実施医療機関の担当者から電話・FAX・e-mailのいずれかで承ります。依頼は当社コールセンターの専属スタッフが受け、回収に必要な情報を聞き取り、きめ細やかに対応します。
回収の手配を実施する
コールセンターにて、いただいた情報に基づき、専用のシステムを通じてリアルタイムに日本各地の回収拠点へ回収の手配を行います。
依頼内容に基づき試験実施医療機関を訪問する
回収の当日は、全国のネットワークのうち最寄りの拠点から試験実施医療機関へ、取り決められた日時・場所に回収員が訪問します。
検体を照合し回収する
各試験実施医療機関では、回収員は、あらかじめ決められた場所で、血液や尿などの検体および検査依頼書を照合・回収します。回収員は検体の取り扱いについて十分な訓練を受けた専門のスタッフです。検体照合の際、回収員は、検体の本数や保存状態など予め依頼されている内容との間に相違がないかを確認し、疑義が生じた場合は速やかに医療機関担当者へ問合せて対処します。
適切な温度管理の下、LSIメディエンスへ検体を搬送する
回収された検体は、あらかじめ決められた温度帯(室温・冷蔵・凍結)ごとに専用の搬送ボックスを用いて運ばれます。検体は日本全国各地から、航空便、陸送便などそれぞれの地域にもっとも適した手段を用いて運ばれ、原則として当日中にLSIメディエンスのラボへと搬送されます。
検体の受付を実施する
ラボへと到着した検体は、回収員からメディフォードの受付担当者へと受け渡されます。受付担当者は専用の搬送記録用紙(検体搬送作業日誌)に記載された内容、搬出・搬入の際の温度記録、各検体に同梱された検査依頼書の内容および受領された検体の数の確認を行い、検体受付の作業を実施します。